『学び合い』って、やっぱいいなぁ
今日の授業
今日は、算数を『学び合い』の考え方で授業を行いました。
なんちゃって『学び合い』にならないように、がっつりしたつもりです。
結果、全員達成をすることが出来ました!
もちろん、遊ぶ子もいました。(天井を見ながら、「先生は、気づいているよ。でも、みんなも気づいているはず。そのままでいいのかな。大事なのは全員が達成することだよ」と言いました。)
しかし、頑張って全員達成を目指し続けている子もいました。
授業終わりに、目指し続けていた6人の子を、みんなの前で褒めました。
「みんなのために、動いてくれてありがとう」と。
いい顔していたな~。この時間は、先生になってよかったと思える瞬間です。
『学び合い』では、子どもの良いところが見えやすい。
先生主導の授業を行うと、子どもの良いところが見えにくく、悪いところばかり見えてしまいます。
私自身、先生主導の授業に慣れていなく、脚本通り進めることに集中してます。子どもを見る余裕がない。。。(自分の力不足です)
脚本から外れる行動をされると、目についてしまう。
でも、『学び合い』は、授業の脚本を先生と子どもたちで作ります。
だから、楽しい。授業前もどんな授業になるのかワクワクします。
全体を見る余裕もあるので、集中してクラスを見れます。すると、いいなぁ~と思える瞬間にたくさん出会えます。
先生の醍醐味じゃないですか。
『学び合い』の考え聞かせ
大地の会に参加しました。
感想をいうと、「3時間がアッという間」でした。
普段の研修会なら、ありえないことです(笑)
今日のテーマは「『学び合い』の技術をどのように身に着けたらいいのか」
会に参加してヒントを頂きました。
まずは問題意識
『学び合い』は考え方と言いますが、具体的にどのように身に付けたらいいのか?
『学び合い』は考え方ということは、本当に思うところです。しかし、考え方と言われても、どのように身につけたらいいのか分からないですよね。
私は「心技体」という順番ではなく、「技体心」だと思っています。
(長谷さんの言葉をお借りしています)
(野球で例えると、初心者はまず素振りをしますよね。技術を学ぶ段階です。上手くなりますよね。もっと練習して上手くなりたい。練習量が増えて体力が向上します。ときには練習が辛くなったり、仲間との軋轢もあったりします。それを乗り越えていくなかで、心が鍛えられます。)
だから、「気合いをいれろ!」とか「もっと本気をだせ」という心からのアプローチは聞き手も困りますね。
話はズレましたが、、、、
『学び合い』を考え方として、心で捉えていくためには、ある程度の技術を身につけていかなければならないと思っています。
しかし、クラスも違えば、地域も違う、学校の文化も違う、そのような条件の違いがあるなかで、どのようにスキルとして伝えていくのか。
ヒントは、実際の授業の考え聞かせなのかも。
今日行って感じたのは、『学び合い』の授業動画をみながら、授業者がクラスをどう見ていたのか聴けるのは、いいなぁと。
例えば、授業の映像にA君とB君が遊んでしまっている状態が見られたとき、授業者は、
①直接声をかけるべきか
②全体に声をかけるべきか
③もう少し様子を見るべきか
と考えます。そこには、すぐに声をかけるか、授業終わりに声をかけるか、というタイミングも考えなければいけない。そのような授業者の頭のなかを具体的に教えてくださったので、経験が浅くどう看取ればいいのか分からない私にとっては勉強になりました。
「授業の考え聞かせ」というスタイルに可能性を感じました。
(ちなみに…)
自己紹介で「ヒッチハイクできました」というと、興味をもっていただけるので、今回もヒッチハイクで行ったんです。でも、自己紹介で言うことをすっかり忘れていました(笑)
マジシャンの方に乗せていただき、スプーン曲げの仕方を教えてくださいました(^▽^)
タックマンモデルについて
今日はタックマンモデルを通して、一学期を振り返りました!
タックマンモデルを私の解釈で説明すると
チームは5つの段階を通って、チーム力を高めていく
という感じです。
ちなみに、①形成期②混乱期③統一期④機能期⑤終息期の5つの段階があります。
④は、トランスフォーミングと言って チームの成果が最高の状態らしいです。。
(イメージが難しい、、、)
まず、目指したい「トランスフォーミング」って何だろう?を考えてみたいなと。
それは、教師が言語化できていないといけない気がするんです。
目指すべきところを、はっきりさせないと、いけませんから。
私は「トランスフォーミング」をこのような状況であると考えてみました。
①自分はどんな人になりたいのか 子ども自身が理解し、努力する。(人格の形成)
②クラスに対して、自分はどんな貢献をしているのか理解している。(社会の形成者)
学校教育の目的と照らし合わせて考えてみました。
まだ、イメージが難しい…ということで
「トランスフォーミング」を授業という場面で具体的にしてみる。
・授業の課題を取り組んでいる子
・課題に対して、友達と意見を交換し合う子
早く終わった子は
・まだ課題を達成できていない子のところへ教えに行く子
・次、習うことを勉強している子
・作家になるために勉強している子
・研究をしている子…などなど
今日の課題を全員が達成することを目指しながらも、一人一人が「なりたい自分」を目指している。まるでワンピースみたいに。
では、その「トランスフォーミング」に目指すために逆算していくと…
最初の形成期は、以下のことを意識したほうがいいのかとも思った。
①安心して学べる環境を整える。
②ルールを守ったり、意見を尊重できたり、安心を守られる技能を子どもに身に着けさせる。(レクチャー)
つまり、目指すチームに向けて、先生主導というステップも踏む。
でも、そんなこと、今の学校教育で目指せるのだろうか?
うーん…
でも、現教育制度で可能性のある『学び合い』は、タックマンモデルと相性もいいように感じます。
うーん。まとまらない。。
明日は教員採用試験なので、そろそろ勉強しよう。。。(笑)
バラバラルルルを観て
井上涼さんが作られた「バラバラルルル」をぜひ見ていただきたい。
個性あふれる5人が、色んな壁を越えながら、最終的にステージに立ってコーラスする。
という4分ほどのお話&曲である。
ひどく感動した。泣いちゃったよ。
なぜかというと、バラバラすぎるんだもの。でも、そのバラバラを武器にしたところにひどく感動!!
具体的に説明すると
まず、メンバーがおかしい。
主人公の僕、初心者の後藤、忍者の末裔のしのぶ、最大3人分の声が出せるイタコのいっちゃん、そして鹿
うん?鹿?
というメンバーだ。
正直、コーラス出来ないメンバーなの。(鹿の鳴き声さえも分からない)
次に、練習もバラバラである。
後藤はすぐ帰るし、しのぶは忍者だから小声しか歌えないし、いっちゃんは後藤とぶつかるし、鹿はよく分からないし…
と まぁなかなか上手くいかないわけです。
でもね、最後のコーラスの部分、感動するんです。
後藤は、終始変な動きをするわけですが、コーラスのときも変な動きをしながら歌うわけです。
しのぶは大きな声で歌うことはせず、小声で歌うわけです。
いっちゃんは、Aメロを歌わず、Bメロから歌うわけです。
鹿は、柱にぶつかり続けて、音を奏でるわけです。
一見、どーしようもないような欠点を、お互いでカバーして、組み合わせて、魅力的なコーラスをするわけです。
欠点を、強みにする。
バラバラだからこそ、生まれる美しいコーラスがあるんだなぁと。
最後にバラバラルルルの歌詞を引用します。(私、お気に入りの歌詞です)
「君と僕は違う星だ でも同じ曲を歌う」
ぜひ、聴いてみてください!!
Cゾーンな関係
大阪の勉強会でリフレクションを学ぶ会があったんです。
そこで印象的だったのが、45分間ひたすら話すワーク
ペアになって、一人が話し役、もう一人が聞き役で役割を設定し、
環境→行動→コンピテンシー→信念→アイデンティティー→ミッションとレベルを深めながら、話し手はひたすら話し続けるワーク
私のペアの方は、大大大ベテラン教師 Mさん
私の話なんて聞いて退屈させるんじゃないだろうか?
そんな風に考えていました。
しかし、コタエもアドバイスもせず、しっかりと話を聞いてくれました。
これは、本当にすごいことで、ベテランにもなると自分なりの経験則があるわけじゃないですか。
私なら、コタエ、アドバイスをしてしまいそうなところです。
でも、Mさんは、価値観を押し付けず、私なりの価値観を大事にしてくれました。
40歳も歳が離れているにも関わらず、45分間若者の話をじっーと聴く。
その温かさ。居心地の良さ。安心感。Cゾーンってこういうことか。
こういう居心地のいい関係(環境)を
私の住んでいる場所の近くにも欲しいな。つくりませんか?
理由としては
実践は違えど、考え方は違えど、お互いの目標や夢を支える関係ってステキだから
そして、お互いの目標とか夢のための、モチベーションがちょこっと元気になります。
日々、挫かれますもんね。
(私の目標は、兵庫県に『学び合い』の会を開くことです!)
非難ではなく、意見を言ってくれる関係
あなたと私の価値観を尊重してくれる関係
あぁ、居心地のいい関係を、私たちの近くに作りたい。
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